2004年8月22日から25日まで、
北の大地=北海道ニセコ周辺で撮影を行ないました。

羊蹄山(ようていざん)
別名=エゾ富士とも呼ばれる羊蹄山(ようていざん)は、標高1893メートル、美しい円すい形の成層火山です。
火山灰や溶岩を順番に積み重ねてできる成層火山の裾野には、しばしば良質の湧水が見られます。
日本を代表する成層火山=富士山の周辺に多数存在する湧水などは広く知られています。
成層火山に降った雨や雪が地下へ浸透し、斜面に積もった火山灰の中を数十年から数千年という歳月を経て流れ落ちる間にろ過され、土中のミネラル分が添加された最良のミネラルウォーターとなり、山麓で一気に噴き出すのです。
羊蹄山の周りにも、多くの湧き水が存在します。


京極ふきだし公園
1日に湧き出る水量約8万トンの京極ふきだし公園。
水温は1年を通じて6度前後と安定し、夏は刺すほどの冷たさ、冬は外気の寒さからいたわってくれるような暖かさで渇きを癒してくれます。
もちろん、昭和60年に環境庁から『名水百選』に認定されています。
ここふきだし公園には、おいしい水を求めて遠く札幌、小樽、時には本州からも人が訪れます。回りには持ち帰り用にペットボトルを売るお店が軒を連ねています。
『山紫水明』
光が映えて山は紫に、澄んだ水は目が眩むほど明るく見える・・。
そんな様を表わした美しい日本語です。
日本人の水への思いが込められているような気がします。

湧き水「甘露水」
ふきだし公園とは羊蹄山を挟んでほぼ反対側に位置する湧き水「甘露水」。
昭和29年8月、太平洋戦争後の復興と発展途上の北海道の実態を昭和天皇がご視察になり、ここニセコにもご滞在になりました。
その時この湧き水をお飲みになり、「甘露」であるとのお言葉がありました。
以来この湧き水を「甘露水」と名付けたそうです。
神仙沼。
羊蹄山の湧き水は、こんな神秘的な沼もつくりだします。
撮影中、道路脇に現れたキタキツネ。
北海道にはまだ自然がたくさん残っています。

パン工房「麦風」
天然酵母のパンづくりにこだわるパン工房「麦風」で、水にまつわる興味深い話を聞きました。
オーナーの金澤 邦和さんは大阪府の出身-。もともとは録音スタジオでミキサーを仕事としていました。ちなみに、奥さんも同郷-、奥さんはイラストレーターをしていたそうです。
北海道のバイクツーリングで知り合った二人は、10年程前北海道の自然とパンづくりに魅せられニセコに移住-。以後独学で天然酵母によるパンづくりを学び、現在店を構えるにいたりました。
金澤さんはおいしいパンをつくりにあたり、ここニセコのいろんな湧き水をためしたそうです。結果、使用する湧き水によって、パンの出来上がりに微妙な違いがあることに気づいたそうです。
天然酵母、そして不思議な湧き水・・。金澤さんのこだわりはとどまるところを知りません。
「パンは命ある食べ物」と金澤さんは、目を輝かせて話していました。
ほぼ1年にわたる撮影を終え、『水の声に耳を傾けて』は仕上げの段階に入りました。2004年中には完成する予定です。
携帯電話向けサイト
携帯サイトだけの楽しいコンテンツも!カートリッジの交換もお申込いただけます











