2004年8月4日、撮影隊は、水と暮らしの文化を求めて、古都京都で撮影を行ないました。


京都洛北貴船
『雨あられ 雪や氷とへだつれど 落つれば同じ 谷川の水』 大法輪
京都洛北貴船・・。
ここ貴船神社は古くから水の神様を祀る神社として、人々の信仰の対象となってきました。
現在全国に宗教法人として登録されている「貴船神社」という名の神社は五百社あり、その他にもおよそ二千社以上の水を祀る神社が全国に存在するといわれています。日本人の水信仰の深さが窺えます。
温暖な気候に恵まれた日本一、そして自然の恩恵に支えられ暮らしてきた私たちの祖先は、自然界に潜む大きな力の働きに畏怖と尊敬の念を抱いてきました。それは、日本人の神観念を生みました。
なかでも水は、あらゆる命にとってなくてはならないもの-。
この大切な水を育むのは、空から降ってくる雨を大地に貯える森の役割であることを私たちの祖先は知っていたのです。
『蛇口をひねれば森が出る』 C・W 二コル
夏の風物詩 川床

貴船川に沿って、数多くの料理旅館が並んでいます。ここは全国的に有名な、夏の風物詩となっているところです。
夏の間、貴船には全国から多くの観光客が涼を求めてやってきます。
貴船川の水で流すそうめん-、趣向を凝らした京懐石料理-。
ここには、日本人の感性、そして美的エッセンスが凝縮されているようです。
鴨川の納涼床
鴨川の納涼床も京都の風情です。
その始まりは江戸時代にさかのぼります。裕福な商人などが、鴨川の中州や浅瀬に床机を置き、客人をもてなしたことがことの起こりと伝えられています。
うだるような京都の暑さをしのぐ庶民の知恵だったのでしょう。
やがて治水工事が行なわれ、東西両岸に石積みの護岸ができたことから茶店や物売りの屋台が出現し、それが営業を目的とした形態の始まりといわれています。
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